2024年度8月・9月 施設見学
児童養護施設とは
児童養護施設とは、児童福祉法に定める児童福祉施設の一つです。
「児童養護施設は、保護者のない児童、虐待されている児童など、
環境上養護を要する児童を入所させて
これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設。」
獅子吼園について
沿革
・当初少年司法保護団体経営
創立者 大塚日現上人は、昭和32年7月28日遷化されたが、上人は明治年間より青少年の善導教化に心を尽くし、これを実践してきました。
とりわけ、犯罪並びに虞犯少年には心を砕き、昭和15年3月、少年保護団体 獅子吼園を東京に、昭和16年12月、千葉分園を茂原の地に設立し、上人自ら園長となり、これら少年の保護・善導に努めてきました。
また、経費に関しては政府よりの補助金を受けず、園長の自己負担にて経営し、更に土地、建物等資材を提供されました。こうした幾多の模範少年を社会に送り出しました。
・保護事業に対し、上人に褒賞
この間、園長に対する褒賞は枚挙にいとまなく特に昭和18年4月には紺綬褒章を拝受。
・天皇皇后両陛下に拝謁上奏
昭和21年9月23日には天皇皇后両陛下に拝謁賜り、親しく少年保護事業について上奏申し上げる光栄を得ました。
・児童養護施設としての歩み
昭和24年4月に厚生省認可、児童養護施設開設(個人経営)。
昭和30年4月、社会福祉法人組織認可。
昭和53年4月、園舎移転改築落成式。
平成2年1月、職員宿舎新築。
平成12年、施設生活等評価委員会による第三者評価事業の開始。
平成26年、社会的養護施設第三者評価事業 受信開始。
平成29年、評議員会 設置。
令和5年8月、園舎移転改築。
獅子吼園基本方針
・目的
多様な福祉サービスが、援護、育成、または更生の措置を要する者等の意向を尊重して、総合的に提供されるよう、創意工夫する事により、その独立心をそこなうことなく、心身ともに健やかに育成されるよう支援する。
・基本方針
1.1人ひとりの子どもとその家庭を支える。
2.社会的養護を要する児童の専門機関として高機能化を目指す。
3.茂原市を拠点に地域の子育て支援機関の中核を目指す。
・目指す子ども像
1.素直に自分の考えを表現でき、実行の出来る子。
2.相手の立場に立てる子
3.最後までやり抜く子。
4.あやまちを自ら反省できる子。
5.何事にも「有難うございます。」と感謝の気持ちを表せる子。
・職員行動規範
1.良識を踏まえた、明るく、行動力のある職員。
2.子どもの養育に情熱を傾ける職員。
3.常に自己研鑽し、人格向上を図る職員。