獅子吼園で働く職員にインタビューをしました!
日々何を思い、子どもに関わっているのかを少しでも感じ取っていただければ幸いです。
児童指導員 男性 2年目 資格 無
Q.どうして児童養護施設に勤めようと思いましたか?
A.きっかけは知り合いの職員からの紹介です。それまではアルバイトをしていました。
Q.それまで児童養護に興味はありましたか?
A.児童養護施設そのものは知らなかったです。児童相談所について少し知っていた程度ですが、子どもと関わる仕事がしたいと思っていました。
Q.元々、児童福祉に興味はありましたか?
A.大学で教育課程を学んでいました。教員と生徒、教員と保護者というそれぞれの立場でのやり取りにプレッシャーがあって、学んでいく中で教員という仕事は合わないと思いました。
Q.勤めて一年経ちましたが心境はどうですか?
A.子どものことを可愛く感じるが、大変な時もあり、子育ての大変さを実感しています。
勤めるまでは感じられませんでしたが、子ども一人ひとりの背景、施設に来るまでの家庭での出来事にまで意識が行くようになりました。
Q.勤めてから大変だと思った瞬間はありますか?
A.子どもの我儘だったり、落ち着きのなさです。勤めて間もない頃、寝かしつけの時、中々言うことを聞いてくれず、大変だと感じました。
Q.この仕事をやっていて良かったと思った瞬間はありますか?
A.私の誕生日に、担当の子どもたちが小遣いを出し合って、サンダルをプレゼントしてくれたことがとても嬉しかったです。
Q.この先、どういう職員になりたいですか?
A.叱った時に子どもにヘラヘラされてしまうことが多いので、メリハリがつけられるようになりたいです。子どもがまずいなって思えるような、けじめのある職員になりたいです。
Q.仕事が休みの日は何をしていますか?
A.ゲームです。新型コロナウィルスが流行する前は、バスケをやったり、カラオケによく行っていました。
Q.獅子吼園の良いところはどこですか?
A.職員間の仲が良いところです。ほかの施設を見たわけではありませんが、いくつかバイトを経験してきて、職場の雰囲気が良いと感じます。和気あいあいとしています。
児童指導員 女性 2年目 資格 教員免許
Q.どうして児童養護施設に勤めようと思いましたか?
A.色々あるが、自身の子育ての中での、反省した点を思い、子育てを学びなおしたいと思いました。元々、教育に興味はありましたが、家庭での子育てを経て、学校のような公教育から私教育に興味を持つようになりました。
Q.児童養護施設については、勤める前に知っていましたか?
A.他施設については、友人や知り合いを通して、なんとなく知っていました。
Q.獅子吼園に勤めようと思った理由は何ですか?
A.職安で獅子吼園の求人を見つけました。実際に見学をして、雰囲気が良く、また施設長の人柄、熱意に惹かれました。
Q.勤めて1年経ちましたが心境はどうですか?
A.大人だからとか、子どもだからとかではなく、1人の人として子どもたちと接しなければ見抜かれるなと思いました。
日々、試行錯誤だと思っています。子どものことを受け止めながら、手探りで、色々なことを試していかなければ、子どもから理解されないし信頼されないと思っています。
Q.勤めてから大変だと思ったことはありますか?
A.担当の子どもに酷いことを言われて、どのようにその子を愛してあげればいいか分からなくなってしまったことがありました。子どもがカッとして言った言葉をそのまま受け止めすぎてしまったと思っています。
そんな時、主任保育士から「何を言われてもどんと構えたら。」とアドバイスがあり、相手がどう思ったとしても『その子のために』と思えるようになりました。
Q.勤めて良かったと思ったことはありますか?
A.子どもに必要とされてると感じた瞬間です。小さな事でも、どんどん頼られることが増えてきて、信頼関係を築いていくことは、こういうことだなと。担当以外の子どもとも信頼関係を築いていきたいと思っています。
Q.この先、どういう職員になりたいですか?
A.先輩職員を目指しています。それぞれアプローチの仕方は違うけれど、「あなたのことをずっと見てるよ」と、姿勢が変わらない職員になりたいです。それが嘘っぽくない職員。どんなに取り繕っても、それは子ども達に伝わってしまうと思っています。
Q.仕事が休みの日に何をしていますか?
A.家事です。余暇は音楽を聴いたりもします。コロナ禍で出掛けられないので、いつも行かないスーパーに行き、珍しい食材を買うなど、普段の買い物を楽しみにしています。
Q.獅子吼園の良いところはどこですか?
A.いっぱいありますが、職員が子どもの存在を丸ごと受け入れようとしているところです。良いことも悪いことも全部。悪いことがあっても、どうしてあげたらいいかと考えています。
自分の子育ても勤めてから変わりました。怒っても良いことはないと。感情を爆発させて、自分の感情をぶつけるだけでは良くないと思うようになりました。
あと、「子ども達は施設にいたいわけではない」という子どもの気持ちを大切にしているところです。自分たちの職場を俯瞰して見れていることです。いつも子どもの最善を考えているところがすごいと思っています。
以上、職員2名のインタビューでした。
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